研修医・医学生募集
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笠松 助教が日本臨床皮膚科医会総会でポスター発表を行いました。

2026/4/21(火)
2026年4月19日・20日の2日間、広島市にて開催された「第42回日本臨床皮膚科医会総会・学術大会」に参加いたしました。
本大会は臨床に直結する議論が行われる場であり、当教室からは笠松 宏至 助教がポスター発表を行いました。

📌 発表内容:皮膚肥満細胞症の稀な病型移行について
笠松 助教は、初期診断から経過とともに臨床像が変化した、対照的な2つの症例について報告しました。

演題名: 「病型移行を示した皮膚肥満細胞症2例の検討」
症例1(小児例): 右頸部の単発性肥満細胞腫から汎発化した「色素性蕁麻疹」への移行。
症例2(成人例): 右足外果の病変から10年を経て多発化した「持久性発疹性斑状毛細血管拡張症」への移行。
一般的に皮膚肥満細胞症の各病型は固定された経過をたどることが多いですが、本報告では最新のWHO分類(2022年)に基づき、単発型であっても長期的な経過観察が必要であることを示唆しました。

🖋 ポスター討論:最新知見を交えた意見交換
ポスターセッションでは、最新の分類基準における病態移行の定義や、成人と小児での予後の違いについて、他大学の先生方と熱心な意見交換が行われました。
特に、成人例における長期潜伏後の汎発化については、全身性肥満細胞症への進展リスクや精査のタイミングについて深い議論が交わされ、臨床医にとって非常に示唆に富むセッションとなりました。

🍁 学会の風景:安芸の国でのホスピタリティ
開催地の広島では、学術プログラム以外にも、参加者が現地の文化に触れられるような細やかなおもてなしが印象的でした。
会場では名物の「もみじ饅頭」が振る舞われ、学会の合間の素晴らしいリフレッシュとなったほか、ひろしま美術館の入館サービスなど、広島の豊かな文化・芸術に触れる機会も設けられていました。多忙な診療・研究の合間に、知的な休息を得られる有意義な大会となりました。

今回の発表を通じて得られた知見や刺激を、福井の日常診療に還元できるよう、医局員一同さらに研鑽を積んでまいります。

小髙 医員が日本サルコーマ治療研究学会学術集会で学会発表を行いました。

2026/3/24(火)
3月5日・6日の2日間、大分県にて「第9回 日本サルコーマ治療研究学会学術集会(JSTAR)」が開催され、当教室より小髙愛莉奈 医員が参加・発表いたしました。

📌 領域を横断する「サルコーマ」の最前線へ
サルコーマ(肉腫・軟部腫瘍)診療は、診断から治療まで極めて専門性が高く、整形外科、病理、放射線、泌尿器、小児科、形成外科、そして皮膚科といった多診療科の緊密な連携が欠かせません。
当教室にとって、軟部腫瘍はメインの得意分野というわけではなく、この学会への参加自体も稀なことです。しかし、だからこそ皮膚科という枠組みを飛び越え、他診療科のエキスパートから多角的な視点を学ぶことは、非常に大きな意義がありました。

📌 小児の希少症例を通じたディスカッション
小髙医員は今回、小児の頭頸部に生じた稀な中間悪性軟部腫瘍についてポスター発表を行いました。
皮膚科医が少ない会場内ではありましたが、提示した症例は他大学の小児科や整形外科の先生方からも高い関心を集めました。専門領域の異なる医師から多くの質問や意見が寄せられ、一つの症例を多角的に掘り下げる貴重なディスカッションの場となりました。
📌 学会の風景:大分のおもてなしに触れて
開催地・大分ならではの演出として、会場内にはなんと「足湯」の設置も。
緊張感のある発表の合間、温泉地の温かさに触れてリフレッシュできる工夫がなされており、参加者同士の交流を和ませる素晴らしいホスピタリティを感じる学会でした。

今回の参加を通じて得られた「診療科を横断して一人の患者さんを診る」という視点は、日々の臨床においても欠かせないものです。専門領域に特化しつつも、広い視野を持った診療体制を目指し、教室員一同これからも積極的に研鑽を積んでまいります。

西村 医員、北野 医員が北陸地方会で学会発表を行いました。

2026/2/23(月)
2026年2月15日、金沢大学医学部記念館にて開催された日本皮膚科学会北陸地方会第489回例会に参加いたしました。
当教室の発表および聴講内容をレポートします。

■ Presentation: 当教室からの症例報告
北野 裕平 医員
「外陰部に限局するアミロイド苔癬の1例」
……アミロイド苔癬はその典型的な臨床像から四肢に生じることが多いですが、今回は「部位」に焦点を当てた報告です。発生機序や診断の決め手について、会場の先生方からも鋭いご質問をいただき、理解を深める貴重な機会となりました。

西村 健太郎 医員
「頭部有棘細胞癌に対するニボルマブ投与後に生じたirAE心筋炎疑いの1例」
……がん免疫療法におけるirAE(免疫関連有害事象)への対応は、今や皮膚科医にとって必須のスキルです。特に心筋炎は迅速な判断が求められる重篤な副作用。実臨床でのシビアな経過と管理の重要性を共有し、会場全体に緊張感と学びを与える発表となりました。

■ Special Seminar
「アトピー性皮膚炎治療におけるIL-13の役割について」
講師:澤田 教授(産業医科大学 皮膚科学講座)
近年、劇的な進化を遂げているアトピー性皮膚炎の薬物療法。そのキープレイヤーである「IL-13」にフォーカスした本講演は、明日からの処方をアップデートする有意義な時間となりました。

宗石 医員、中山 医員が北陸地方会で学会発表を行いました。

2025/12/15(月)
2025年12月14日、ホテル金沢にて日本皮膚科学会北陸地方会第488回が開催され、当教室から2名が症例報告を行いました。

中山隆太 先生
 「本態性血小板血症を合併したWells症候群の1例」

宗石依子 先生
 「一過性新生児膿疱黒皮症の男児1例」

中山先生の発表では、本態性血小板血症を合併したWells症候群というまれな病態を提示し、血液疾患との関連を含めた病態理解について報告しました。発表後の討論では、JAK2遺伝子変異と治療反応性との関連を中心に意見が交わされました。
宗石先生の発表では、新生児期にみられる膿疱性皮疹について、臨床経過や皮疹の特徴を整理して報告しました。討論では、新生児中毒性紅斑との鑑別をどのように行うかについて活発な意見交換が行われ、日常診療に直結する内容となりました。

地方会ならではの実践的な議論を通じて、各症例に対する理解を深める有意義な発表となりました。

第55回日本皮膚免疫アレルギー学会学術大会にて2演題を発表しました。

2025/12/14(日)
2025年11月28日~30日、京王プラザホテルにて開催された第55回日本皮膚免疫アレルギー学会学術大会において、当教室から2名が症例報告を行いました。

笠松 助教
 「異なる表現型を呈した小児皮膚肥満細胞症の1例:単発性皮膚肥満細胞腫から色素性蕁麻疹への移行」

加畑 助教
 「光線過敏症様に発症した無筋症型皮膚筋炎の1例」

笠松助教の発表では、臨床表現型の違いを移行として捉えるか、あるいは同一疾患内の多様性として考えるかについて意見が交わされ、疾患概念の理解を深める議論が行われました。
加畑助教の発表では、光線過敏症様の皮疹を契機に診断された無筋症型皮膚筋炎の症例を報告し、免疫学的背景を踏まえた皮膚症状の多様性について検討しました。

本学会では、皮膚に現れる免疫・アレルギー反応をどのように解釈し、疾患概念として整理していくかが重要なテーマの一つとなっており、今回の発表と討論もその一端を担う内容でした。臨床像の違いを免疫学的背景から捉え直す視点は、今後の診断や病態理解を深めるうえで大きな示唆を与えるものと考えられます。

第76回日本皮膚科学会中部支部学術大会で3演題を発表しました。

2025/11/18(火)
2025年10月25~26日、国立京都国際会館にて第76回日本皮膚科学会中部支部学術大会が開催されました。
歴史ある国際会議場らしい落ち着いた雰囲気の中で、活発な議論が交わされた2日間となりました。

当教室からは、以下の3名の医員が臨床経験に基づく演題を発表しました。

西村健太郎 医員
 「疾患活動性と関連して難治性多発手指潰瘍を呈した抗ARS抗体症候群」
 抗ARS抗体症候群に伴う手指潰瘍の難治性に着目し、病勢の変化との関連を詳細に検討した症例を報告しました。

宮島萌乃 医員
 「小児発症の皮膚原発 indeterminate cell histiocytosis の1例」
 免疫染色をはじめとした診断プロセスの意義、および小児例としての疫学的特徴を整理し報告しました。

岸本千波 医員
 「単純性血管腫に合併した頭部有棘細胞癌の1例」
 良性血管腫に悪性腫瘍が併存したまれな症例を提示し、臨床像の捉え方や適切な治療方針について議論されました。

それぞれの発表は、皮膚科学における診療と研究の両面で新たな示唆を与える内容であり、今後の臨床実践に活かされることが期待されます。

尾山 准教授が「令和7年度 福井大学医学系部門長奨励賞」を受賞しました。

2025/11/18(火)
2025年10月16日、当教室の 尾山徳孝 准教授 が”令和7年度 福井大学医学系部門長奨励賞” を受賞いたしました。

本賞は、福井大学医学系部門において、教育・研究などの領域で顕著な業績を挙げた教員に授与されるものであり、学内でも大変名誉ある表彰です。

尾山准教授は、これまで皮膚科学領域における研究の推進、研修医・専攻医教育への継続的な貢献、さらには学会活動を通じた専門領域の発展に大きく寄与されてきました。今回の受賞は、これらの取り組みが高く評価されたものといえます。

表彰式当日は、温かな雰囲気の中で授賞が行われ、当教室としても大変誇らしい瞬間となりました。

今後も尾山准教授のさらなるご活躍が期待されます。

加畑 助教が日本皮膚科学会西部支部学術大会で学会発表を行いました。

2025/10/30(木)
2025年10月18日(土)・19日(日)、岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)にて開催された第77回日本皮膚科学会西部支部学術大会において、当科の加畑雄大 助教が学会発表を行いました。

演題は「光線過敏症様の皮疹を呈した抗Mi-2抗体陽性皮膚筋炎の1例」です。

本症例は、光線曝露部位に皮疹を呈した抗Mi-2抗体陽性皮膚筋炎であり、臨床像・病理像ともに特徴的な経過を示した貴重な症例です。発表では、皮疹の分布や組織所見、治療反応などについて詳細に報告しました。
会場では、光線過敏に関連する病理所見の解釈について専門家から有益なコメントをいただき、今後の症例解析や診療の質向上につながる貴重な機会となりました。

当科では長谷川教授を中心に、膠原病の診療・研究に力を入れています。今回の発表もその一環として、皮膚筋炎における皮疹の病態理解を深める重要な成果となりました。
今後も基礎・臨床の両面から膠原病皮膚症状の解明と治療の最適化を目指してまいります。

小髙 医員が日本皮膚外科学会総会・学術集会で学会発表を行いました。

2025/10/7(火)
2025年9月20~21日、静岡県のアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催された第40回日本皮膚外科学会総会・学術集会において、当科の小髙 医員が学会発表を行いました。

演題は「小児の顔面に生じた Plexiform fibrohistiocytic tumor の1例」です。

本症例は小児の顔面に発生した稀な軟部腫瘍であり、診断および治療方針の決定に苦慮した貴重な症例です。診断確定と治療方針の検討にあたっては、院内のキャンサーボードに提示し、多職種で協議を行いました。発表では、その過程を含め、病理組織学的特徴、術式の選択、整容面への配慮などについて報告しました。

学会当日は多くの皮膚外科医との活発な意見交換が行われ、今後の診療および研究の発展につながる有意義な機会となりました。今回の経験を通して得られた知見を日常診療に活かすとともに、さらなる症例の蓄積と検討を重ね、より安全で質の高い手術治療を目指してまいります。

小林知子 特命医師が日本乾癬学会で学会発表を行いました。

2025/9/9(火)
2025年9月6日〜7日に札幌市で開催された第40回日本乾癬学会学術大会において、小林知子先生が「慢性根尖病巣の治療を景気に皮疹の寛解を得られた掌蹠膿疱症の1例」の症例発表を行いました。
大会テーマは「シン乾癬 — そうだ札幌、行こう。」であり、第40回という節目の開催となりました。

掌蹠膿疱症では以前から歯性感染症の関与が指摘されていますが、実際の臨床現場で歯科治療を促し、その改善による皮膚症状の寛解を確認できる機会は限られています。今回の発表では、歯科治療の重要性を改めて強調し、患者さんに歯科受診をスムーズに促すための実践的な工夫をご紹介しました。

また、本学術大会では写真展示「シンカンセン写真館 ~旬感~」が会場内ロビーに設けられ、鉄道、とりわけ「新幹線」にまつわる作品が多数展示されるなど、会頭である安部正敏先生の鉄道趣味がユニークな形で演出に生かされ、参加者の興味を引く工夫が随所に見られました。

今後も福井大学皮膚科では、こうした日々の診療経験を学術的に発信し、より良い皮膚科医療の実現を目指して尽力してまいります。
福井大学医学部 病態制御医学講座 皮膚科学

福井大学医学部
感覚運動医学講座 皮膚科学

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