2025年9月6日〜7日に札幌市で開催された第40回日本乾癬学会学術大会において、小林知子先生が「慢性根尖病巣の治療を景気に皮疹の寛解を得られた掌蹠膿疱症の1例」の症例発表を行いました。
大会テーマは「シン乾癬 — そうだ札幌、行こう。」であり、第40回という節目の開催となりました。
掌蹠膿疱症では以前から歯性感染症の関与が指摘されていますが、実際の臨床現場で歯科治療を促し、その改善による皮膚症状の寛解を確認できる機会は限られています。今回の発表では、歯科治療の重要性を改めて強調し、患者さんに歯科受診をスムーズに促すための実践的な工夫をご紹介しました。
また、本学術大会では写真展示「シンカンセン写真館 ~旬感~」が会場内ロビーに設けられ、鉄道、とりわけ「新幹線」にまつわる作品が多数展示されるなど、会頭である安部正敏先生の鉄道趣味がユニークな形で演出に生かされ、参加者の興味を引く工夫が随所に見られました。
今後も福井大学皮膚科では、こうした日々の診療経験を学術的に発信し、より良い皮膚科医療の実現を目指して尽力してまいります。