2025年9月20~21日、静岡県のアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催された第40回日本皮膚外科学会総会・学術集会において、当科の小髙 医員が学会発表を行いました。
演題は「小児の顔面に生じた Plexiform fibrohistiocytic tumor の1例」です。
本症例は小児の顔面に発生した稀な軟部腫瘍であり、診断および治療方針の決定に苦慮した貴重な症例です。診断確定と治療方針の検討にあたっては、院内のキャンサーボードに提示し、多職種で協議を行いました。発表では、その過程を含め、病理組織学的特徴、術式の選択、整容面への配慮などについて報告しました。
学会当日は多くの皮膚外科医との活発な意見交換が行われ、今後の診療および研究の発展につながる有意義な機会となりました。今回の経験を通して得られた知見を日常診療に活かすとともに、さらなる症例の蓄積と検討を重ね、より安全で質の高い手術治療を目指してまいります。