研修医・医学生募集
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第76回日本皮膚科学会中部支部学術大会で3演題を発表しました。

2025/11/18(火)
2025年10月25~26日、国立京都国際会館にて第76回日本皮膚科学会中部支部学術大会が開催されました。
歴史ある国際会議場らしい落ち着いた雰囲気の中で、活発な議論が交わされた2日間となりました。

当教室からは、以下の3名の医員が臨床経験に基づく演題を発表しました。

西村健太郎 医員
 「疾患活動性と関連して難治性多発手指潰瘍を呈した抗ARS抗体症候群」
 抗ARS抗体症候群に伴う手指潰瘍の難治性に着目し、病勢の変化との関連を詳細に検討した症例を報告しました。

宮島萌乃 医員
 「小児発症の皮膚原発 indeterminate cell histiocytosis の1例」
 免疫染色をはじめとした診断プロセスの意義、および小児例としての疫学的特徴を整理し報告しました。

岸本千波 医員
 「単純性血管腫に合併した頭部有棘細胞癌の1例」
 良性血管腫に悪性腫瘍が併存したまれな症例を提示し、臨床像の捉え方や適切な治療方針について議論されました。

それぞれの発表は、皮膚科学における診療と研究の両面で新たな示唆を与える内容であり、今後の臨床実践に活かされることが期待されます。

尾山 准教授が「令和7年度 福井大学医学系部門長奨励賞」を受賞しました。

2025/11/18(火)
2025年10月16日、当教室の 尾山徳孝 准教授 が”令和7年度 福井大学医学系部門長奨励賞” を受賞いたしました。

本賞は、福井大学医学系部門において、教育・研究などの領域で顕著な業績を挙げた教員に授与されるものであり、学内でも大変名誉ある表彰です。

尾山准教授は、これまで皮膚科学領域における研究の推進、研修医・専攻医教育への継続的な貢献、さらには学会活動を通じた専門領域の発展に大きく寄与されてきました。今回の受賞は、これらの取り組みが高く評価されたものといえます。

表彰式当日は、温かな雰囲気の中で授賞が行われ、当教室としても大変誇らしい瞬間となりました。

今後も尾山准教授のさらなるご活躍が期待されます。

加畑 助教が日本皮膚科学会西部支部学術大会で学会発表を行いました。

2025/10/30(木)
2025年10月18日(土)・19日(日)、岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)にて開催された第77回日本皮膚科学会西部支部学術大会において、当科の加畑雄大 助教が学会発表を行いました。

演題は「光線過敏症様の皮疹を呈した抗Mi-2抗体陽性皮膚筋炎の1例」です。

本症例は、光線曝露部位に皮疹を呈した抗Mi-2抗体陽性皮膚筋炎であり、臨床像・病理像ともに特徴的な経過を示した貴重な症例です。発表では、皮疹の分布や組織所見、治療反応などについて詳細に報告しました。
会場では、光線過敏に関連する病理所見の解釈について専門家から有益なコメントをいただき、今後の症例解析や診療の質向上につながる貴重な機会となりました。

当科では長谷川教授を中心に、膠原病の診療・研究に力を入れています。今回の発表もその一環として、皮膚筋炎における皮疹の病態理解を深める重要な成果となりました。
今後も基礎・臨床の両面から膠原病皮膚症状の解明と治療の最適化を目指してまいります。

小髙 医員が日本皮膚外科学会総会・学術集会で学会発表を行いました。

2025/10/7(火)
2025年9月20~21日、静岡県のアクトシティ浜松コングレスセンターにて開催された第40回日本皮膚外科学会総会・学術集会において、当科の小髙 医員が学会発表を行いました。

演題は「小児の顔面に生じた Plexiform fibrohistiocytic tumor の1例」です。

本症例は小児の顔面に発生した稀な軟部腫瘍であり、診断および治療方針の決定に苦慮した貴重な症例です。診断確定と治療方針の検討にあたっては、院内のキャンサーボードに提示し、多職種で協議を行いました。発表では、その過程を含め、病理組織学的特徴、術式の選択、整容面への配慮などについて報告しました。

学会当日は多くの皮膚外科医との活発な意見交換が行われ、今後の診療および研究の発展につながる有意義な機会となりました。今回の経験を通して得られた知見を日常診療に活かすとともに、さらなる症例の蓄積と検討を重ね、より安全で質の高い手術治療を目指してまいります。

小林知子 特命医師が日本乾癬学会で学会発表を行いました。

2025/9/9(火)
2025年9月6日〜7日に札幌市で開催された第40回日本乾癬学会学術大会において、小林知子先生が「慢性根尖病巣の治療を景気に皮疹の寛解を得られた掌蹠膿疱症の1例」の症例発表を行いました。
大会テーマは「シン乾癬 — そうだ札幌、行こう。」であり、第40回という節目の開催となりました。

掌蹠膿疱症では以前から歯性感染症の関与が指摘されていますが、実際の臨床現場で歯科治療を促し、その改善による皮膚症状の寛解を確認できる機会は限られています。今回の発表では、歯科治療の重要性を改めて強調し、患者さんに歯科受診をスムーズに促すための実践的な工夫をご紹介しました。

また、本学術大会では写真展示「シンカンセン写真館 ~旬感~」が会場内ロビーに設けられ、鉄道、とりわけ「新幹線」にまつわる作品が多数展示されるなど、会頭である安部正敏先生の鉄道趣味がユニークな形で演出に生かされ、参加者の興味を引く工夫が随所に見られました。

今後も福井大学皮膚科では、こうした日々の診療経験を学術的に発信し、より良い皮膚科医療の実現を目指して尽力してまいります。

小髙 医員が日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会で学会発表を行いました。

2025/7/1(火)
2025年6月27日〜28日に札幌市で開催された第41回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会において、小髙愛莉奈 医員が学会発表を行いました。

本発表では、悪性黒色腫によって脊髄圧迫をきたした症例について検討を行い、脊髄圧迫が腫瘍に関連する緊急病態(oncologic emergency)であることを踏まえた、迅速な診断と治療介入の重要性が共有されました。会場では多くの関心を集め、活発な議論が行われました。

また、現地では全国の同年代の医師との交流や意見交換も行われ、大きな刺激を受けるとともに、今後の診療・研究へのモチベーション向上にもつながったようです。

今後も福井大学皮膚科では、日々の診療経験を学術的に発信し、より良い皮膚科医療の実現を目指してまいります。

小髙 医員、岡﨑 医員、宮田君が日本皮膚科学会総会で学会発表を行いました。

2025/6/14(土)
2025年5月29日(木)〜6月1日(日)にかけて、横浜市のパシフィコ横浜で開催された「第124回 日本皮膚科学会総会」において、当教室からも複数の医師および学生が発表を行いました。

小髙愛莉奈医師は、悪性黒色腫のリンパ節転移に対してFDG-PETや生検によって病変の動態を評価した症例について報告しました。画像診断と病理診断を組み合わせた精査の重要性について、実臨床に即した視点から詳細に述べられました。

また、岡﨑尭子医師は、特発性後天性全身性無汗症(AIGA)の女児例を通して、診断・治療に至るまでの経過や病態の考察を発表しました。稀な疾患でありながら、丁寧な観察と的確な対応が求められることを印象づける内容でした。

さらに、本学医学科の学生である宮田くんは、学生・研修医発表セッションにおいて、近年福井県内でも被害報告が増えているイルカを含む海洋生物による咬傷事例について口演発表を行いました。十分な調査と鋭い考察に基づいた発表で、聴衆にも強い印象を与えていました。なお、このセッションは**「学生・研修医による優秀演題(上位15題)」のみが口演発表に選ばれる形式**で、その一つに選出されました。

学会期間中は最新の知見を学ぶとともに、他施設の先生方との意見交換の機会にも恵まれ、充実した日々となりました。夜には、参加した学生も交えた懇親会を開催し、学年・立場を越えた交流の中で、学会参加の意義をより深めることができました。

今後も、学会活動を通じて日々の診療・研究の質を高めてまいります。

小髙 医員が日本皮膚病理組織学会総会で学会発表を行いました。

2025/4/30(水)
2025年4月26~27日に、大阪市で開催された第41回 日本皮膚病理組織学会総会・学術大会において、小髙愛莉奈 医員が症例発表を行いました。
今回の発表では、良性腫瘍である色素性母斑の部位に悪性黒色腫が発生した症例を取り上げ、免疫染色による解析を通じて発生機序について考察しました。過去の報告とも比較しながら、病理学的な観点から詳細な検討が行われました。

本学会では発表後の質疑応答が特に活発に行われ、参加者から多くの貴重なご意見やご指摘をいただきました。これにより、当該症例に対する理解がさらに深まり、今後の診断・治療における重要な知見が得られました。

笠松 助教、宗石 医員が日本臨床皮膚科医会総会で学会発表を行いました。

2025/4/7(月)
2025年4月5~6日に、金沢市で開催された第41回 日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会において、笠松宏至 助教および宗石依子 医員が症例発表を行いました。
笠松医師は進行期悪性腫瘍を併発したサルコイドーシスの症例について、宗石医師は経過中に異なる表現型が出現した肥満細胞症の症例について、それぞれ経過や考察を発表しました。

本学会は全国規模の学会ですが、今回が初の北陸開催となり、本教室のOBも開催に携わりました。
能登半島地震による被災からの復旧・復興が続く中での開催となりましたが、学術活動を通じて地域の活力の一助となればとの思いも込められていました。

馬場 助教、河手君が表彰を受けました。

2025/3/31(月)
3月21日、福井大学の学位記授与式が行われ、当教室の馬場助教が業績顕著者表彰を受賞しました。
馬場先生の論文は"Journal der Deutschen Dermatologischen Gesellschaft"に掲載されており、オープンアクセスで閲覧可能です。

Journal der Deutschen Dermatologischen Gesellschaft:Narrower clinical margin in high or very high-risk squamous cell carcinoma: a retrospective, multicenter study of 1,000 patients
また、本学学生の河手君は学業や実習の傍ら、当科で研究に取り組み、その成果が認められ医学部長賞を受賞しました。
この春からは医師としての新たな一歩を踏み出されますが、今後のさらなるご活躍を期待しております。
福井大学医学部 病態制御医学講座 皮膚科学

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感覚運動医学講座 皮膚科学

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